原産国 | インドネシア共和国 | コク | ★★★★★ |
生産者 | スマトラ島北部小規模農家 | 香り | ★★★★★ |
標高 | 1400m〜 | 苦味 | ★★★★★ |
品種 | ジュンベル他の在来種 | 酸味 | |
入港時期 | 常に一年以内の生豆です | 甘味 | ★★★★★ |
備考 | 北部リントン地区 | 焙煎具合 | フレンチ |
スマトラ島北部リントン地区の小規模農家によって栽培されています。完熟した身だけを収穫するため日をずらして何回も同じ木に向かい収穫します。その後、完熟豆は水洗後薄皮をつけた状態で天日で乾燥されます。品種はジュンベリ他ですが、ジュンベリ種はスマトラ在来種でティピカ種とリベリカ種亜種との交配(おそらく自然交配)によって誕生したようです。リベリカ種はアラビカ種・ロブスタ種とともにコーヒー豆を三つに大別したうちの一種ですが、現在ではほとんど栽培されていません。収量が少なく、またサビ病というコーヒーの木にとって致命的な病気に弱いため栽培品種として敬遠されてきたためです。しかし、リベリカ種は他の多くの品種と交配し亜種を派生しやすいため、起源にリベリカ種を持ちながらアラビカ種やロブスタ種のなかに分類される品種、あるいは特定困難な在来種として受け継がれているようです。
このスマトラタイガーは大粒の立派な豆です。甘み・苦味が良質である上、マンデリンの中でも特異なフルーティーな香り、バニラのような香りを持っています。この香りはやや独特で好みが分かれるところかもしれません。